時間

時計は何故、右回りなのか?という疑問を持ったことがありますか?

日常私達が生活している中にも「なんとなく…」で済ませていることは数多いものです。前述の答えは古来より活用されてきた日時計の陰が、北半球では右回りに進むことがその由来。と、いうことは南半球では日時計は左回りだから、時計も左回りになっていておかしくないはずですね。ここで右回りに統一がはかられたのは、文明が北半球で主に発達したからだと言われているからのようです。

考えてみれば不思議なもので、時間は通常60進法でとらえられています。しかし60進法が天体の動きから生まれたものに対し、コンマ以下の世界の時間は10進法。これは人間が便宜的に考えたものと考えていいでしょう。しかし、そんなに細かい時間の刻みが本当に必要なのか?という疑問も当然、生じて良いはずです。人間の生理のキャパシティーは一体どこまでなのでしょう?

きっとこれは人間の側が決めることなのかもしれません。時間を細かく刻むことでメリットになる「誰か」と置き換えても良いでしょう。情報の転送速度なんていうものがその最たるものではないでしょうか。情報社会といわれている今日、他者よりも1分1秒を競って情報を手に入れるための手段に、世界経済の大半が傾き始めています。

興味深い一節がここにあるので紹介したいと思います。1日を昼と夜の2進法でとらえている(笑)西サモア酋長ツイアビの言葉です。

「パパラギ(白人)は柔らかなヤシの実をナタでみじん切りにするのと、まったく同じように一日を切り刻む。」