イメージする

このところ、世界中で町中いたるところに重装備で消毒薬を噴霧する映像をよくみるようになりました。

街路樹や地面にも振りかけている様子には、また人が自然の生態系に大きな負の影響を与えてしまっているのではないかと懸念もしております。

力で解決するのではなく領分をわきまえて共存しつつ、そのうえで解決できる方法を模索して行くことが望まれます。

そうした中、秋田大学で興味深い研究の発表がありました。

「細胞表面のACE2受容体に、ウィルスに先回りしてその鍵穴を塞ぐ」あるいは

「ウィルスが持つ鍵に、疑似鍵穴をくっつけてしまう」

ことで、細胞とウィルスが結合しないようにし、細胞内への侵入を防ぐというもののようです。

酵素でしたら生態系にダメージを与えることもなく、また人体にとってもむしろ有益なものでしょう。

研究から市井への普及が迅速に進む日は近いのではないかと。

(ウィルスがどのように細胞に作用するのかを具体的にイメージし、それを防御でできる機構を知識として持っておくということは、やみくもに不安になる必要がなくなるように思います。

東京新聞にわかりやすい図説がありましたので、ご興味のある方は取り寄せてみても。)(S)