生命の暗号(2)

前回ご紹介しました「生命の暗号」より、要約を抜粋してみました。日々の暮らしにも役に立つ言葉がいっぱいです。

・遺伝子には「こういうときはこう働け、こういうときは眠っていろ」という指令情報があり、それを遺伝子の「ON / OFF」という。

・遺伝子は1分、1秒の休みもなくはたらいている。遺伝子がはたらかないと生きられない。

・ONにしたほうがいい遺伝子とOFFにしたほうがいい遺伝子がある。

・遺伝子ONの秘訣は物事をよいほうへ考えること。すなわちプラス発想。

・プラス発想はエントロピー減少、マイナス発想はエントロピー増大へと誘導する。

・「こうあって欲しい」と望むことは、ほぼ100%可能性の範囲内にある。

・頭で考えると不可能だと思えることも可能である。その可能にする能力を私達の遺伝子はもっていると考えられる。

・ある環境に巡り合うと、それまで眠っていた遺伝子が「待ってました」と活発にはたらき出すことがある。そういうとき人は変わることができる。

・心を入れ替えるとは心の変化により、いままで眠っていた遺伝子が活性化することである。

・行き詰まりを感じているとき、環境を変えてみるといい。動くと人は伸びる。

・新しいものにふれることは、OFFになっていた遺伝子を目覚めさせる絶好の機会である。

・人的な情報交換は大切である。これによって人生が変わることもある。

・遺伝子ON型人間の特徴は、先のことをあまり考えずに目の前のことに目いっぱい取り組む思い切りがあることもあげられる。

・何かに取り組むとき「余計なことを知らない」ことは重要である。

・人より多く知っていると、少ない人間より正しい判断ができる、という思い込みが生まれる。

・豊富な知識が出す結論は前向きなことが少ない。十中八、九「ダメだ」という結論になる。

・熱烈な思いは天に通じるという。そして遺伝子もONになる。

・人間は心の中に非常に大きな力を持っている。その力を引き出すには、自分を追い込むことも必要である。

・ギブ&ギブの実践は遺伝子ONの効果的な方法である。

・遺伝子のはたらきを阻害するのは否定的な心である。

・わるい遺伝子をOFFにし、よい遺伝子をONにする方法として、どんな境遇や条件を抱えた人にでもできる

のは「心の持ち方」をプラスにすることである。これが遺伝子に大きな影響を及ぼすと考えられる。

・阻害因子を取り除けば人間の能力は百倍も千倍も発揮できる。人間の能力をおさえる最大の阻害因子は、マイナス的なものの考え方である。

・親の親の「生命の親」のような存在であるサムシング・グレートは、われわれ子供のためにわるいことをするはずがない。

・マイナス発想は好ましくない遺伝子をはたらかせる可能性がある。

・「思い切り」と「思いこみ」の共生が必要である。思い切りとは従来の方法とか習慣を大胆に破っていくこと。

思い込みは初志貫徹の心意気である。

・「あれか、これか」と物事を二つに分けて選択する方法を自然はとらない。自然は両方を生かす共生の方法をとる。

・自分の身に起きることは全部「必然」である。

・あきらめずに続けることが、物事を成就する最大の秘訣である。

・「つつしみ」の心は自然の法則に合致する。