北欧家具
某有名なイ●アではありませんが、北欧の家具は日本でもすっかり人気となりました。
ノックダウン・ファニチャーという利便性もあるのでしょうが、装飾を必要以上に華美にしないデザインは、形に必然性があってとても美しいものです。
北欧デザインは、Form follows function(形は機能に従う)という考え方に貫かれて作られています。機能以外のものを不要なものとして捨て去ることで、機能性の極致にたどり着くデザイン。なんて素敵なことなのでしょう。
北欧デザインはまた、Less is moreという言葉にもその精神が現れています。すべての物事は削ぎ落としていけばいくほど、得られる結果が大きいという精神。
不要なものを捨て去る勇気がないかぎり、究極には達せられないという考え方です。北欧の方々はこうした精神を、デザインのみならずライフスタイルにも浸透させているわけです。家庭、職場、趣味、そうした人生にかかわるすべての出来事にきちんと自分というアイデンティティを持っていなければ出来ないことなのではないでしょうか?
もともと日本も「道」の精神に代表されるように、行き過ぎた華美を良しとしない国民性があるのではないかと言えるのかもしれませんね。
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