正直に生きるということ

世の中は「バレなければ、うまくやったモノ勝ち」の道徳心のなさが目について感覚も麻痺してきそうな出来事が多く見受けられます。「信」という漢字は「人」の「言」と書きますが、文字通り人の言葉のやりとりは、本来「邪な(よこしまな)」エネルギーを持っていないものと思いたいものです。

信頼関係というのは相手に「信じられる」ことの難しさとともに、相手を「信じる」ことの難しさも持っていますが、そんな節操のない世の中にあって、自身やその周囲の人間だけでも器用に立ち回るよりもむしろ不器用に、そして「馬鹿を見ても良いから正直者でいたい」と思うのは時代に逆行しているでしょうか。

「言葉は実現する」日本人はそれをDNAに刻んでいるように思います。