長い間
このカフェは東日本大震災が起きた2011年より少し前の2010年12月にOPENしました。
都会の片隅にありながら、海を感じられるようなスタイルで、当初はそんなコンセプトでスタートしたはずが、大震災と放射能の波に揺れ、そして辿り着いたテーマが「食の安全と滋養」でした。
沢山の常連さんに囲まれ、助けられ、励まされ、気が付けば此処から色々な発信をし、人生の後半に差し掛かった50代を、スペシャルな毎日として過ごせたことは、とても幸せなことでした。
楽しいお喋り、爽やかな風、時間をかけて仕込んだスープ、静かに響く食器の音、そんな当たり前の日常が大好きでした。
コロナの世相を横目に、それでも足を運んでくれるお客様に、どれだけ勇気づけられたことでしょう。
このカフェが10年ものあいだ続いたのは、そんな皆様との間に流れた特別な時間があったから。
ちょっとだけ思い切りが必要だったけれど、この10年を機に小休止。
small-deli-labの休店です。
またお逢いしましょう。その時まで皆様も素敵な笑顔を忘れずに。
(2010.12.13~2020.11.30)
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